第55回 マイラーズカップ(G2)

こんばんは、グージンです。今週は春のG1戦線の中休みですが、安田記念およびヴィクトリアマイルの前哨戦となる重賞「マイラーズカップ」が行われます。春の短距離路線を占う一戦を検討していきましょう。

総合指数

出走馬全体の基礎能力値は高水準で、ハイレベルなメンバーが揃った一戦(平均86±2)。ただし、その内訳を見てみると、(03)セリフォスと(14)ソウルラッシュが完全に頭一つ抜けている。そして、この二強以外は、多くが基礎能力値80台後半に位置する団子状態。それだけに、総合指数を頼りに、期待値重視でヒモを選ぶ必要がある。

牝系分析

京都芝1600㍍(外)の牝系タイプ別成績(2014年4月~2024年3月)
京都芝1600㍍(外)の良馬場における牝系タイプ別成績(2014年4月~2024年3月)

京都芝1600㍍(外)の特徴は、3~4コーナーの下り坂と約400㍍の長い直線。勢いよくターンすることで馬群がバラけるため、直線での印象的な差し・追込も多い。もともと軽い芝質で高速決着になりやすいコースだが、今週は開幕週であるだけに、なおさら注意が必要だ。

直近10年間の牝系タイプ別成績では、バランス系と極軽系に比して、地力系が苦戦を強いられている。淀みないラップからの瞬発力勝負になりやすい京都芝1600㍍(外)では、どうしても地力系はキレ負けしてしまうのであろう。とりわけ今週はパンと乾いた良馬場になっているため、地力系の馬は評価を落とさざるを得ない。

最終結論

◎(03)セリフォス
○(14)ソウルラッシュ
▲(02)スパイダーゴールド
△(01)トゥードジボン
△(06)ビーアストニッシド
△(12)ソーヴァリアント
△(13)セッション
△(15)フリームファクシ
△(17)エエヤン

基礎能力値の二強は、牝系にも懸念材料がなく、順当に評価するしかない。総合指数で上回った(03)セリフォスを◎としたが、(14)ソウルラッシュもまったく差のない○であり、マッチレースになると予想する。もっとも、二強のワンツー決着に大金を投じるのは、期待値競馬の観点からは避けるべきである。

馬券的には妙味に乏しく見送るべきレースだが、それでも勝負するならば、ヒモに穴馬を絡めるのが唯一の道となろう。前日発売では単勝100倍前後と完全な人気薄ではあるものの、極軽系で京都芝1600㍍(外)の適性は高いと見込む(02)スパイダーゴールドの激走に期待したい。

【馬単】3.14→1.2.6.12.13.15.17(14点*400円)
【三連複】3=14=1.12.13.17(4点*800円)
     3=14=2.6.15(3点*400円)

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