第84回 皐月賞(G1)

こんばんは、グージンです。明日は、3歳クラシックの初戦「皐月賞」が中山競馬場にて行われます。前日発売では、ホープフルステークスを完勝した紅一点のレガレイラが1番人気に推されていますが、はたして76年ぶりの大偉業を達成できるのでしょうか。

総合指数

直近10年間の皐月賞と比較すると、出走馬全体の基礎能力値はいたって平均的な水準で、バラツキもやや少ないかなという程度(平均75±3)。まだまだ成長途上の3歳馬ということで、スピード指数の算出方法の都合上、どうしても前哨戦(日付の近いレース)を使った馬のほうが高めの基礎能力値になってしまう点には注意が必要である。

その点から言えば、やはり基礎能力値の実質的なトップは、昨年末のホープフルステークス以来の競馬となるにもかかわらず、基礎能力値78を獲得した(10)レガレイラと考えるべきである。同じく基礎能力値78の(12)コスモキュランダ、(14)シンエンペラー、(15)サンライズアース、および前走「毎日杯」を圧勝して基礎能力値79となった(02)メイショウタバルが、基礎能力値の2番手グループを形成。あとは、基礎能力値76の4頭あたりまでがギリギリ勝機を見出せる馬になるだろう。

桜花賞のアスコリピチェーノの同様に、基礎能力値(実質)トップの(10)レガレイラは補正項目でのデバフにより、総合指数が伸び悩んでいる。基礎能力値2番手の(14)シンエンペラーと、基礎能力値74ながらも補正で点数を伸ばした(13)ジャスティンミラノが総合指数120で1位タイ。その他の出走馬は、総合指数110台かそれ以外かで大きく二分されている。

牝系分析

中山芝2000㍍の牝系タイプ別成績(2014年4月~2024年3月)
中山芝2000㍍の2歳戦・3歳戦における牝系タイプ別成績(2014年4月~2024年3月)

中山芝2000㍍はスタート直後に急坂が待ち構え、第1コーナー終わりまで上り坂が続く過酷なコース。ラスト1Fも2回目の急坂によりグッと時計がかかり、他場の2000㍍よりもタフなレースになりやすく、スタミナを要する。

そのイメージどおり、直近10年間の牝系タイプ別成績ではスタミナと底力に富む地力系が優れた成績を収めている。若駒戦に限定しても傾向に変化はなく、今回の皐月賞でも地力系に要注目だ。

最終結論

◎(14)シンエンペラー
○(02)メイショウタバル
▲(12)コスモキュランダ
△(08)ジャンタルマンタル
△(10)レガレイラ
△(11)ホウオウプロサンゲ
△(13)ジャスティンミラノ
△(15)サンライズアース

総合指数トップ&基礎能力値2番手で、牝系も中山芝2000㍍を得意とする地力系となれば、(14)シンエンペラーに迷いなく◎を打ちたい。ここ2戦は若さの残る走りで取りこぼしているが、3戦連続の中山芝2000㍍となる大一番で、潜在能力を開花させるはずだ。

(02)メイショウタバルは極軽系であるものの、重馬場の毎日杯で記録した1分46秒0がとにかく優秀。絶好枠を引いたことでハナを切る可能性も高く、実績以上に評価すべき1頭だ。

穴馬としては、(12)コスモキュランダに期待したい。地力系かつ先行力のある点が好印象で、中山芝2000㍍への適性も前走で証明済み。オッズ次第では、同馬の単複でも十分に面白い。

【単勝】14(1点*5000円)
【馬連】14=2.8.10.11.12.13.15(7点*400円)
【三連複】14=2.12=2.8.10.11.12.13.15(11点*200円)

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